ivy's house LIFE 親子空間

 

子供と一緒にゆっくりと遊べる空間

 

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 ivy's house には、幼稚園の他に、お母さんたちが子供をつれて、一緒に遊びに来る親子教室みたいな場所があります。

幼稚園は基本的に子供だけの場所であるので、大人も一緒に入れるクラスがあるといいと思ったのが始まりです。

 

元々は、もう何年も前に台湾のモンテッソーリ各園の園長先生が集まって作った、

「GREEN HOUSE」

という、0~3歳の子供(特に赤ちゃん)を持つお母さんたちが、なかなか子どもを連れて落ち着ける場所がない、という話を聞いて準備した、「親子カフェ」みたいなものを発展させたものでした。※その「GREEN HOUSE」はもうずいぶん前に閉鎖してしまって残念だったのです。

 

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1~3歳児のクラス。一応先生がいて、色々教えてくれます。

とりあえず、この店舗に決めた時に一番に考えたのは、(予算もかなり限られてるし)

「スッキリした空間で、明るい場所」にしよう、ごちゃごちゃしたものは一切置かないで、必要なものだけ、しかも、あんまり「考えすぎない」!ということ。

 

しかも、これまではだいたい施工を任せる建築士とか、デザイナーを雇って、自分でスケッチしたものを作ってもらってたんですが、それも(予算の関係とか)色々あって、

 

「今回は自分で全部やってみよう!」と。

 

自分でやる、というのは、つまり自分で描いたスケッチをもとに、壁の取り壊しから、電気工、水道管、左官屋、木工、などの人たちを自分で雇って、寸法や指示をちゃんと出しつつ最後まで終わらせる、ということです。

 

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0歳、赤ちゃんのクラス。明るい!

しかも、デザインも全部自分で決めていい、というわけではなく、関わっている人たちみんなの意見を取り入れつつ、あーだこーだ言いながら、ちょっとずつ決まっていく訳ですよ。

 

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スケッチは細かくする

 

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大人も子供も使える大きさの机といす(大人にはちょっと厳しいかも…)

 

多分、子供の空間を考える時に一番考えるのが「床」だと思いますが、これがなかなか難しい… 

できるだけ子供が足の裏で触れて「しっくりくる」ような床材を探したいんですが、あんまり、無垢の木にこだわると、割れたりしてちょっとあぶない。でも大抵の床材ってのはニス塗りまくりの「ツルッツル」で味も何もあったもんじゃない。

今回は結局、杉材を使って、ザラザラがちょっと残るような感じにしました。

ちなみに、板を貼ってもらった後、サンダーを掛けたのと、スプレー吹き、さらにもう一度サンダー掛けは、自分でやりました。(経費削減の一環…)

 

 

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基本的にはクラスではなく、自由に親子で時間を過ごす。



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結局、机と椅子、それとほとんどの棚も自分たちで作るはめに…

 

今回、たくさんの机と椅子を作るために、プライウッド(シナ板)でできるだけ簡単に作れてしっかりした机と椅子をデザインしてみました。なかなか可愛くて、自慢作です。でもちょっと子供が持ち上げるには重いかも…


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モンテッソーリの教室とはまた違う考え方のスペースで、これはこれでまた楽しい作業でした。

ではまた。